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寄り道 上田編

基本情報

松本〜上田

目的地上田・別所温泉
ルート1松本〜青木峠〜田沢温泉〜沓掛温泉〜別所温泉〜前山寺〜霊泉寺温泉〜大塩温泉〜鹿教湯温泉〜松本


寄り道1 青木峠

国道143号線の青木峠です。かつての松本−上田間の最短ルートです。
ここでは「明通トンネル」と「会吉トンネル」の2つのトンネルをご紹介。
「会吉トンネル」は、信号がついている珍しいトンネルです。トンネル内に入れば納得の狭さです。
また、「明通トンネル」は明治時代に開通し、現道として通行可能なトンネルでは最古です。
ですが、昭和32年に拡大改築工事をおこなっている為、原形は留めてはいません。
会吉トンネル 明通トンネル

寄り道2 田沢温泉 〜有乳湯〜

金太郎伝説がある子宝の湯「田沢温泉」の共同浴場です。
古い建物が並び、昔にタイムスリップした気になります。
田沢温泉1 田沢温泉2
田沢温泉3 田沢温泉3-2
周りの建物に合わせた、木造の共同浴場です。入浴料は200円。コーヒー牛乳も売ってますよ。
駐車場はたっぷりありますが、行くまでの道が狭いので注意が必要です。
田沢温泉4 田沢温泉5
シャワーもついて贅沢な共同浴場ですね。 入浴中に体を触ると、ツルツルスベスベに!よく見ると泡がいっぱいついてました。
大変満足でした。
ついでに足湯もあります。全身ホカホカです♪
田沢温泉6

寄り道3 沓掛温泉 〜小倉乃湯〜

平安時代からあるという「沓掛温泉」の共同浴場です。入浴料は150円。
共同浴場から少し上った所に無料駐車場があります。
沓掛温泉1 沓掛温泉2
ここは、ぬる〜〜〜いという印象を受けます。でも夏に来ると天国かもしれません。
ぬる〜〜〜い為、朝からずーと入っているのでは?というご老人が2人いました(笑)

沓掛温泉3 沓掛温泉4
足湯&洗い場です。足湯はあいにくやっていませんでしたが、洗い場はお湯がはってありました。
こちらは有料ですので、注意してください。 洗濯料:1回50円、種籾浸湯料 1ヶ100円、漬菜洗料 1回200円、洗車料:1回200円。

寄り道4 別所温泉〜石湯〜

上田市の塩田平周辺は信州の鎌倉と呼ばれ、鎌倉時代に北条氏がこのあたりを治めていました。
その塩田平の南西の山沿いに別所温泉はあり、昔から知られている温泉です。
また、周辺には古刹も多く北条氏の保護を受け仏教文化が栄えました。
まず最初は別所温泉の一番奥。「石湯」から攻めて見たいと思います。

石湯 石湯中

石湯の正面と石湯の中になります。

この湯は真田幸村の隠し湯とよばれてるそうな・・
中は巨石を配置したきれいな湯です。まさに石湯でした。
料金は150円。

石湯周辺

周りには食堂もあるので、風呂上りの一杯なんていかがでしょうか?

ポスター
きをつけなければっ・・・!

寄り道5 別所温泉〜大師湯〜

次は少し下がったところにあります大師湯になります。
北向観音(下述)を創建した慈覚大師が入浴した湯と伝えられています。

大師湯 大師湯

大師湯の正面です。北向観音入り口のとなりにあります。

大師湯はタイル張りの小さなお風呂でした。
料金は150円。

寄り道6 別所温泉〜北向観音〜

北向観音の創建は天長二年(825年)に慈覚大師によって創建されたと伝えられています。
一旦戦乱によって荒らされてしまうのですが、源頼朝や塩田平を治めた北条氏によって再建され今に至ります。
北向観音の由来は観音様が北を向いているからだそうで、南向きの長野善光寺と向かい合っているそうです。

北向観音

本尊は千手観音で厄除け寺として親しまれています。

愛染カツラ

構内には愛染カツラと呼ばれる巨大なカツラの木があり川口松太郎の小説「愛染かつら」によるものだそうで縁結びの巨木として親しまれています。

寄り道7 別所温泉〜大湯〜

別所温泉にある3つの共同浴場の最後は大湯となります。
ここはこの地に静養に来た木曽義仲と葵御前にちなみ「葵の湯」とも呼ばれています。
大湯 大湯はいりまーす

立派な建物で威厳が感じられます。
なお、この湯は露天風呂があり、露天気分を楽しむことができます。

寄り道8 そろそろ昼飯なのだが

常楽寺の近くにあるお茶の間さんで食事をいただくことにしました。

うどん おにぎり

今回は焼きおにぎりと釜上げくるみうどんをいただきました。
くるみ食感とうどんがバッチリでした。
焼きおにぎりもおいしかった。両方とも650円でした。

寄り道9 前山寺

塩田平を一望する高台の上で独鈷山のふもとに前山寺はあります。
弘仁二年(812年)空海上人の開創と伝えられており、塩田北条氏の祈願寺でした。

前山寺
前山寺三重塔
前山寺には三重塔があり、国の重要文化財となっています。
塔の建立ははっきりしていないが、様式からして室町時代の初期と推定されています。

なお、予約が必要ですが住職夫人手作りの「くるみおはぎ」があります。

くるみおはぎ 庭園

食べてみての感想ですが、くるみのタレとおはぎの相性が非常にすばらしく大変おいしかった。
前山寺に立ち寄った際にはぜひ食べてみることをお勧めします。
庭園の眺めもすばらしいです。

くるみおはぎは700円で、他に拝観料として100円かかります。

寄り道10 霊泉寺温泉

この日は「デトックス祭り!」ということで、温泉に入りまくりです。
その日6番目の温泉は、霊泉寺温泉に入りました。
霊泉寺温泉1

霊泉寺温泉は国道254号線を上田から松本方面へ走ると、虚空蔵堂を過ぎて、少し行ったところを左に入り、
さらに2〜3分進んだ辺りにあります。旅館も何軒かありますが、目指すは共同浴場です。
車は温泉中心部少し手前の無料駐車場にとめました。
霊泉寺温泉2

共同浴場は温泉街の中心部にありました。赤い郵便ポストが目印です。
霊泉寺温泉3

一見、公民館か床屋さんか?というようなつくりです。
入浴料の100円を払って中へ。脱衣所は狭いですが浴槽は広々してますね。 お湯は無色透明で臭いもあまりしません。
どちらかというと温めのお湯で、つかっていても疲れる感じがありませんでした。
ぜひ湯治などでじっくりとつかりたい、今度はゆっくりと訪れたいですね。

寄り道11 大塩温泉

ではこの日7番目の温泉へ行きましょう。大塩温泉です。
大塩温泉は国道254号線を上田から霊泉寺温泉を過ぎて、さらに松本方面へ走り、
西内浄化センターを過ぎてさらに2〜3分進んで左折(鹿教湯の信号まで行くと行き過ぎ)します。
共同浴場へは、国道から左折して、さらに一つ目の曲がり角を左へ曲がります。
大塩温泉1

この共同浴場は公民館内に併設されており、周りには旅館も無く、ひっそりと佇んでいます。
車は施設の正面に3台ほどの駐車スペースがあります。
ここも入浴料は100円。受付のおばちゃん曰く、
お風呂が利用できるのは14時からで、今(14時30分頃行きました)はまだぬるいよ!
とのことでした。源泉から引いたお湯をいったんボイラーで温めているらしいです。
お湯は透明で言われたとおりぬるく、肌になじむ感じのしっとりした印象でした。
地元の方が何人か来てましたが、愛されて大事にされているようです。
大塩温泉2

真夏の昼下がりに通りがかったら、また入っちゃうと思います。

寄り道12 鹿教湯温泉

長かった温泉めぐりもついにクライマックスへと突入です。鹿教湯温泉です。
鹿教湯温泉は国道254号線を大塩温泉からさらに松本方面へ走り、
鹿教湯トンネルの手前、鹿教湯の信号を右へ入ります。
右折して道なりに進み、橋を超えて道なりに左へカーブして進むと、もう温泉街です。
鹿教湯温泉1

鹿教湯温泉はその昔、鹿に変身した文殊菩薩が、一人の猟師に教えたのが始まりと伝えられています。
鹿教湯温泉2

ここで入るのは、上の写真、文殊堂のそばにある文殊の湯です。
文殊の湯に隣接した駐車場はありません。 鹿教湯温泉のホームページに駐車場の案内があります。
車で行こうとお考えの方はそちらを参考になさってください。
では文殊の湯です。
鹿教湯温泉3

こちらは入浴料300円。まだ新しい施設で、清潔・快適な感じです。
お風呂は少し狭い熱めの浴槽とより広い温めの浴槽、露天風呂があり、シャワーも完備です。
お湯は柔らかい感じで、何時間でも入っていられそうです。
特に露天風呂は渓谷に面してあるので、新緑や紅葉の季節はすばらしいでしょう!

寄り道13 おまけ

鹿教湯温泉ではもう1軒、こんなお風呂にも入ってきました。
鹿教湯温泉4

ここは地元の方たちが毎日入っている共同浴場です。
小さいながら清潔でお湯もきれい。
地元の方々が本当に大切に守っていらっしゃるんだなぁ。
入浴料の100円を払ってありがたく使わせていただきました。


鹿教湯温泉のメインストリートは結構賑わっていて、お土産屋さんや食べ物屋さんも結構あります。
地元丸子産の日本酒などお土産に買って帰りました。