長野食工房
野沢菜の歴史
野沢菜は、「天王寺蕪」が根源とされています。
発祥地は長野県「野沢」
長野県下高井郡野沢温泉村に「健命寺」というお寺があります。
そのお寺の八代住職・晃天園瑞大和尚が、京都に遊学した際に「天王寺蕪」の漬物を食べる機会に恵まれました。
あまりにもおいしい漬物の味に「天王寺蕪」を野沢へ持ち帰ったのが野沢菜の始まりなのだそうです。
「野沢」の気候
「野沢」は、標高600メートル、1月の平均気温が零下6度という「高冷地」です。
冬場は雪が多く、平均して数十センチ〜メートル単位で降雪します。
野沢菜の誕生!
「天王寺蕪」は、千枚漬にできるほどの大型の蕪ですが、野沢の「高冷地」で育てた「天王寺蕪」は葉ばかりが成長してしまいました。
そこで、野沢で育った「蕪菜」を野沢菜と呼ぶようになったのです。
同じ種子から気候の違いにより、野沢菜が誕生したというわけです。