ほぷしぃ

RedHatサーバインストール

Linux インストールmemo /  Apacheとmod_sslを使用してのSSL対応 /  JDKのインストール /  Tomcatのインストール /  PostgreSQLとANTのインストール /  qmailとメールサーバ /  tcpserverのインストール方法 /  RedHatについてのTips /  tarコマンドの使い方 /  一枚のNICに複数のIPを割り当てる方法 /  Linuxでのハードディスクの増設法

Tomcat3.2.3インストール編

インストール準備

Apacheの停止

起動しているApacheを停止する。

>cd /usr/local/apache/bin
>./apachectl stop

Apacheの停止を確認する。

>ps -ef | grep httpd

Apache連携モジュールの取得

予め、違うサーバで作成したApache連携モジュールmod_jk.soを取得。

>ftp xxx.xxx.xxx.xxx  ←Apache連携モジュールmod_jk.soがあるサーバ
>cd /usr/local/apache/libexec
>get mod_jk.so

取得したモジュールを新サーバへ移動する。

>mv mod_jk.so /usr/local/apache/libexec

Tomcat3.2.3のダウンロード

  1. ダウンロードサイト http://jakarta.apache.org/
  2. ダウンロードの選択 Binaries
  3. リリースビルドを選択 Tomcat 3.2.3
  4. ダウンロードファイル jakarta-tomcat-3.2.3.tar.gz

インストール

ファイルの展開

/usr/localへTomcatのバイナリjakarta-tomcat-3.2.3.tar.gzをコピーする。

>cp -p jakarta-tomcat-3.2.3.tar.gz /usr/local/.

ファイルを解凍して、ディレクトリ名を変更する。

>tar xvzf jakarta-tomcat-3.2.3.tar.gz
>mv jakarta-tomcat-3.2.3 tomcat

Tomcatのバイナリがあるディレクトリに移動して、 シェルに実行権を設定し、Tomcatを起動する。

>cd /usr/local/Tomcat/bin
>chmod 755 *.*
>chmod 755 *
>./startup.sh

起動確認

しかし、起動しない・・・・
どうも、JDKがインストールされているディレクトリに パスが通っていないことが原因らしい
そのため、自分のホームディレクトリの.bash_profileに設定を書く。

>cd
>vi .bash_profile

以下の項目を追加し、viを保存終了した後、Tomcatの起動確認をする。

>JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.3.1_01
>TOMCAT_HOME=/usr/local/tomcat
>PATH=$PATH:$JAVAHOME/bin
>cd /usr/local/Tomcat/bin
>./startup.sh

ネットワークにつながっているクライアントからブラウザ(IEなど)から サーバアドレスを入力して、起動確認をする。

>http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080

起動確認後、Tomcatを停止する。

>./shutdown.sh

Tomcatの8080ポートの受付停止

サーバ設定ファイルを開く。

>cd /usr/local/tomcat/conf
>cp -p server.xml server.xml-
>vi server.xml

221行目から227行目までをコメントアウトする。

> <!-- Normal HTTP -->
><!--
> <Connector className="org.apache.tomcat.service.PoolTcpConnector">
> <Parameter name="handler"
> value="org.apache.tomcat.service.http.HttpConnectionHandler"/>
> <Parameter name="port"
> value="8080"/>
> </Connector>
>-->

設定ファイルの変更

ディフォルトのモジュール設定でおかしい点があるため、 workers.propertiesを修正する。

>cp -p workers.properties workers.properties-
>vi workers.properties

以下の箇所を修正する。

>workers.tomcat_home=c:\jakarta-tomcat
>→workers.tomcat_home=/usr/local/tomcat

>workers.java_home=c:\jdk1.2.2.
>→workers.java_home=/usr/java/jdk1.3.1_01

>ps=\
>→ps=/

Apacheからjkモジュールを組み込むために、httpd.conf設定を追加する。

>cd /usr/local/apache/conf
>cp -p httpd.conf httpd.conf-
>vi httpd.conf

最後の行に以下を追加して保存する。

>include /usr/local/tomcat/conf/mod_jk.conf-auto

ApacheとTomcatとの連動確認

Tomcatのインストールディレクトリにパスが通っているため、 以下のように実行。

>cd /usr/local/apache/bin
>startup.sh
>apachectl startssl

しかし、なぞのメッセージが出現!

>[Fri Nov 16 18:17:56 2001] [warn] Loaded DSO libexec/mod_jk.so uses plain Apache 1.3 API, this module might crash under EAPI! (please recompile it with -DEAPI)
>[Fri Nov 16 18:17:56 2001] [alert] httpd: Could not determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.0.1 for ServerName
>Apache/1.3.20 mod_ssl/2.8.4 (Pass Phrase Dialog)
>Some of your private key files are encrypted for security reasons.
>In order to read them you have to provide us with the pass phrases.

>Server terra:443 (RSA)
>Enter pass phrase:

どうも、mod_jkモジュールをこのまま使うと、 モジュールが破壊される可能性があるらしい・・・
モジュールを作成するときに-DEAPIオプションを つけてコンパイルする必要があると。
そのため、jakartaプロジェクトで配布している SSL対応モジュール(mod_jk-eapi.so)を
ダウンロードして、組み込む。

SSL対応モジュールのダウンロード

  1. ダウンロードサイト http://jakarta.apache.org/
  2. ダウンロードの選択 Binaries
  3. リリースビルドを選択 Tomcat 3.2.3
  4. ディレクトリを変更 /linux/i386/ ←移動する
  5. ダウンロードファイル mod_jk-eapi.so

/usr/local/apache/libexecへmod_jk-eapi.soをコピーする。

>cp -p mod_jk-eapi.so /usr/local/apache/libexec/.

しかし、起動しても前回と同様のメッセージが表示される。
そこでリネームをして名前をあわせることにする。

>mv mod_jk.so backup.so
>mv mod_jk-eapi.so mod_jk.so

名前変更後、起動を行うと、正常に起動を確認できた。

起動手順

ApacheとTomcatの起動

  1. Tomcat
  2. Apache

とおこなうこと。

更新履歴
2001.12.17 第一刷第一版 作成

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