μITRON(マイクロアイトロン)
開発環境について
今回はARM7を使用しますので統合開発環境として、ARM SDK を使います。
開発環境って何?
今回、CPUは、インテル製のStrongARMシリーズ、ARM7TDMI を使用します。
CPUはARM7を使用しますので統合開発環境として、
統合開発環境ソフト(アプリケーションソフト)である「ARM SDK」を使います。
インテルのStrongARMは、消費電力が少ない為、PDAや携帯電話、デジタル・カメラ、などに最適であり、
良く利用されているようです。
他にも、日立製作所のSHシリーズやH8、富士通製のSRファミリー等といった物は、
組み込み系では良く耳にするCPUです。
プロジェクトマネージャとデバッガ―を含む ARM純正の統合開発環境です。ARM CPU を使用する際、
この開発環境と評価用のハードは必要かと思います。今回はこの ARM SDK を使用していきます。
プロジェクトの作成やコンパイルする為に使用します。
ARMデバッガ画面
作成したソースを実際に動かし、動作を確認する為に使用します。
他のCPUを使用した場合でも、それ用のOSはどこかしらから出ていますので、さほど問題にはなりません。
ほとんどの場合、CPUの製造したメーカーから何かしらリリースされています。
それと同時に開発環境も同メーカーからリリースしている事が多いです。
また、プロジェクトの作成やデバッガの動作などは他のメーカーのソフトでも、基本的な動作はほとんど同じなので、
1度使い方を憶えれば、違うメーカーのソフト(開発環境)を使用しても、だいたいの操作は可能です。
えば、富士通(株) が出してるCPUである、FRファミリーには、それにに対応するように、
同社より「REALOS」と言う製品(OS)がリリースされています。
これもμITRON準拠のOSの為、理解は容易だと思います。
同時に富士通(株)からも統合開発環境である「SOFTUNE」がリリースされているます。
それを使えば、開発環境は問題ないでしょう。
OSの名前や開発環境の名前は各社バラバラで、
パッと見た時に、物凄く解り解りづらくて、馴染みにくいんですよね。
これもTRON協会でなにかしら統一してくれると嬉しいんですけど、そこまでは出来ないですよね。(^-^;