μITRON(マイクロアイトロン)
RTOSについて
これはリアルタイム処理能力(正確な時間に処理を行う)に、
重点を置いて作られたプリエンプティブなマルチタスクOSの事です。
これはハードウェアタイマを利用して、複数のプログラムの制御を切り替えていくマルチタスク方式のOSの事です。
リアルタイムOSで取り扱われるプログラムは、タスク単位です。
タスクは簡単に説明すると個々のアプリケーションです。タスク(プログラム)は、CPU資源を使用します。
タスクを切り替えるには、CPU資源を割り当てたり、解放したりしなければなりません。
しかし、良くした事にOS(RTOS)が勝手にタスクを切り替え、資源を管理してくれるので、
プログラムする側は、とっても楽に設計ができるのです。
動作の優先順位について
OSは、タスク、例外ハンドラ、割り込みハンドラ、の複数のプログラムが同時並列的に動作しています。
下記のような優先順位で動作します。
タスクの切り替え動作や、次に実行する処理を決めるのもOSが行っています。
同時にOSはカーネル(OSの機能を使用する物)の動作も行っています。
タスクの処理よりハンドラの処理などが優先されるのは、ハンドラでエラー処理などを行うからです。
もちろん、ハンドラの定義なども自分で好きなように行う事はできます。