長野食工房
やしょうま
やしょうまの作り方
《材料》
米の粉・・・500g
砂糖・・・20g
塩・・・大さじ1/2
熱湯・・・350cc〜380cc
日本酒・・・少量
着色料・・・適宜(食紅・ビート・抹茶・コーヒー などなど)
《作り方》
@大き目のボールに米の粉・砂糖・塩を入れ、熱湯を少しづつ入れて湿らせます。
A耳たぶくらいの硬さになるまでこねます。熱いのでヤケド注意!
B片手でちぎりながら、蒸気の上がった蒸し器で、20分程度ふかします。 蒸気が良くあたるように、立てかけるように生地を置きます。
C蒸し上がったら、蒸し布に包んだまま、水をはったボールに入れさっと冷します。こうすると、翌日になっても硬くなりません。
D手水(日本酒)をつけながら、体重をかけて良くこねます。
Eなめらかに、モチモチした感触になったらこねあがりです。
F生地を適当な割合に分け、好きな色に色づけします。
今回は春っぽく紫と緑にしましたが、工夫次第でもっといろんな色をつけて、 凝った模様にチャレンジしても楽しいですよね。
G色をつけた生地を適当に重ね合わせて、最後に白い生地で全部を包み込みます。
H太巻きくらいの太さになるまで、手で丁寧にのばします。
Iやわらかいので、糸で巻いて切ります。
釣り糸がベストですが、我が家には無いので、裁縫用の木綿糸!
ちょっとくっつくけど、けっこう切れるもんです。
J出来上がり!そのままでも、トースターであぶって砂糖醤油でもおいしいですよ!
やしょうまの豆知識
信州では、お釈迦様の命日である涅槃会(ねはんえ)の3月15日前後に、やしょうまが食べられます。
この時期になると、家庭での手作りはもちろん、スーパーなどにも、色とりどりのやしょうまが並びます。
地域によっては「やしょうまひき」というものがあり、子供達がやしょうまをもらいに近所を回ります。
家によって模様や味が違って、楽しいものです。
やしょうまの由来
やしょうまの名前の由来には、いろいろとあるようです。
その1・お釈迦様の妻のヤソダラ姫(弟子のヤショーとの説もあります)が、お釈迦様が涅槃に入る前に、おいしいおもちを作ってあげたところ、「ヤソダラ(ヤショー)、うまい。」と言われ、これが「やしょうま」になった
その2・団子を片手で握った形が、骨張った馬の背中に似ているから、「やせうま」、それがなまって「やしょうま」になった。
最後に・・・
今回は、紫の部分を山ぶどうジュース、緑の部分を抹茶で作ってみました。
色の薄いものは、たくさん入れなきゃいけなくて、生地がゆるんでしまうので要注意です。
身近なものでいろいろ試してみると楽しいかも。
模様もいろいろと試してみると楽しみの一つです。
上級者になると、桜の木や動物なんかも作っちゃうようですよ。