Perlによる掲示板の作り方
Perlとは
Perlとは、プログラミング言語のうちの一つで「Practical Extraction and Report Language」の略です。
日本語訳では「実用的なデータ取得レポート作成言語」と訳されています。
Perlは今ではCGIプログラムを作成する言語としてすっかり定着しています。また、最近ではPHPやRubyなどの新しい言語も登場しています。
Perlの特徴は、柔軟な言語ですので、1つのことを行なうのにいくつもの方法があります。
変数
Perlで変数を扱う時には$***(*は半角英数字)の様に先頭に$をつけて表現します。
この$***はという変数はスカラー変数と呼ばれ、いろいろな値を入れる事ができます。
次に配列を扱う時ですが、配列を扱うには変数の先頭に@をつけます。
例えば、
@test = ("りんご","なし","ばなな");
という命令があったとします。ここで、=という物がありますが、これは代入演算子といい、左辺と右辺が等価という事ではなく、右辺を左辺に代入するという命令です。
それと、Perlでは文字をあらわす時には"か'で囲むと文字という風に認識されます。
さて、@testという配列ですが、この配列の中身は
$test[0] | $test[1] | $test[2] |
---|---|---|
りんご | なし | ばなな |
$test[0] には りんご
$test[1] には なし
$test[2] には ばなな
と言った値になります。
1行目
Perlでプログラムを書く際には、1行目には必ず
「#!/usr/local/bin/perl」や
「#!/usr/bin/perl」
といったものが書かれて、これはサーバーで使うPerlの場所を示しています。
この1行目に書く命令は必ず書く必要があり、サーバーによって違います。詳しい事はサーバーの利用規約に書いてあるか、管理者に問い合わせてください。
ここでサーバーがPerlに対応していなかったら、残念ですがこのプログラムは動きません。
次の行にはこれから出力するデータがどんな種類なのかブラウザに示すためにContent-typeという物を送らなければなりません。
このコンテンツはcgi(結果はHTMLページとして出力)なのでtext/htmlという種類になります。
実際には
print "Content-type: text/html ¥n¥n";
というように書きます。
これでプログラムを書く下準備ができました。次の章では実際のプログラムの流れを考えていきます。